創業期
1899年〜
12月24日、米国でBSEに感染した疑いのある牛が発見されたことより、米国産牛肉の調達が不可能に。他国から輸入することも考えたが、吉野家の品質を守れる牛肉の全量確保は厳しく、2003年末に牛丼販売の休止を決定。決定後は、残り少ない牛丼を一人でも多くのお客様に食べていただこうと、営業時間の短縮や特盛の販売中止を行った。
2月11日、吉野家での牛丼販売が終了した。豚丼や牛カレー丼の販売を開始した。
牛丼販売休止から1年後の2005年2月11日。米国産牛肉の在庫で、1日限定で牛丼が復活。
米国産牛肉の輸入再開により、9月に1日限定100万食の「牛丼復活祭」を開催した。
また同年から、牛丼に合う味に設計した「豚汁」を販売開始。
初となる鰻商品「鰻丼」を販売開始。
3月、牛丼の24時間販売を再開。
11月には牛丼弁当の移動販売を行う「オレンジドリーム号」の運行が開始した。動く吉野家として都心のオフィス街から店舗のないエリア、離島に出向いて営業を行っている。
牛丼以外でも「うまい、やすい、はやい」の価値の追求を目指し、発売以降、定番人気メニューとなる「牛カルビ丼」、季節限定人気No.1商品となる「牛すき鍋膳」を販売開始。
また、一部店舗で「大盛のご飯少なめ」と裏メニュー的に注文されていたものを、「アタマの大盛」として正式メニュー化する。
よりうまい牛丼を目指して、牛肉の熟成期間を延長。長く熟成することにより、たんぱく質が分解されてうまみ成分であるアミノ酸に変化し、まろやかで、肉本来の香りや味わいを感じられるようになった。たれは、ワインや生姜などの素材と配合を見直し、味と品質を向上。さらに熟成した牛肉とたれにあわせて、ちょうどよい甘さを実現するために、玉ねぎを増量した。
夏の季節限定商品「牛麦とろ御膳」を販売開始。
咀嚼・嚥下機能が低下した方や高齢者向け冷凍牛丼の具「吉野家のやさしいごはん」やわらかいタイプ、きざみタイプと外食チェーン初の機能性表示食品として、食後の血糖値が気になるけれど牛丼を食べたい方向けにサラシノール配合を配合した「冷凍牛丼・サラ牛」を販売開始。
築地市場の営業に幕が下ろされたとともに、築地一号店が閉店。築地一号店の暖簾や絵画を引き継いだ豊洲市場店は新たに開設された豊洲市場内にオープンした。
吉野家公式通販ショップで、食後の血中中性脂肪が気になる方へ向けたグロビンペプチド入り「ペプ牛」は、自律神経のバランスと血圧が気になる方へ向けたギャバ入り「GABA牛」を販売開始。
28年ぶりに牛丼の新サイズ「超特盛」と「小盛」を導入。秋に初のお月見商品「月見牛とじ御膳」販売開始。また、非常用保存食として「缶飯」も同年販売を開始した。
築地市場で働く人々が編み出した特殊注文「ねぎだく牛丼」「肉だく牛丼」と、牛カルビ・豚肉・鶏肉の3種を使用した「スタミナ超特盛丼」、牛丼小盛を中核にした朝食メニュー「朝牛セット」の販売を開始。
食事にかけて食べる小袋入り調味液の機能性表示食品「だしサプリ」や咀嚼・嚥下機能が低下した方や高齢者向け牛丼の具「吉野家のやさしいごはん」やわらかいタイプ、きざみタイプにレトルト商品も新発売した。
外食チェーンで初めて特定保健用食品の許可を獲得した、糖の吸収を抑え、食後血糖値の上昇をゆるやかにしたい方向けサラシア入り牛丼の具「トク牛サラシアプレミアム」や「「常温保存タイプ 牛丼の具」を販売開始した。
テイクアウト・デリバリー需要に応えた「テイクアウト・デリバリー専門店」が東京都板橋区に初登場した。